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あらすじ・概要〈ネタバレなし〉
1995年放送の『沙粧妙子 -最後の事件-』は、浅野温子主演によるサイコサスペンスドラマです。
警視庁捜査一課の女性刑事・沙粧妙子が、連続猟奇殺人事件を追う中で、自身の過去や心の闇と向き合う姿を描いています。
当時としては斬新なプロファイリング手法や、重厚なストーリー展開が話題となりました。
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よくある質問
沙粧妙子を 1 話だけ視聴できますか?
DVD1枚(3話収録)単位でレンタル可能です。
心の闇に迫るサイコサスペンス
『沙粧妙子 -最後の事件-』は、警視庁捜査一課の女性刑事・沙粧妙子が、連続猟奇殺人事件を追う中で、自身の過去や心の闇と向き合う姿を描いたサイコサスペンスドラマです。
当時としては斬新なプロファイリング手法や、重厚なストーリー展開が話題となりました。
- 出演者:浅野温子、柳葉敏郎、飯島直子、黒谷友香、升毅、佐野史郎、蟹江敬三
- 原作:なし(オリジナル)
- 脚本:飯田譲治
- 放送時期:1995年7月クール
- 放送時間:水曜日21時
- 放送局:フジテレビ
- ジャンル:サイコサスペンス
『沙粧妙子』の登場人物・キャスト
沙粧妙子(浅野温子) |
警視庁捜査一課の女性刑事。過去のトラウマを抱えながらも、事件解決に奔走する。 |
松岡優起夫(柳葉敏郎) |
岩手県警から警視庁に研修で来た刑事。沙粧とコンビを組む。 |
宮原理江(飯島直子) |
松岡の恋人。明るく松岡を支える存在。 |
沙粧美代子(黒谷友香) |
沙粧の妹。姉を心配しながら見守る。 |
梶浦圭吾(升毅) |
沙粧の元恋人で、元プロファイリングチームのリーダー。 |
池波宗一(佐野史郎) |
元プロファイリングチームのメンバー。沙粧の相談相手。 |
浅野温子は、主人公・沙粧妙子を演じ、冷静沈着ながらも内に深い闇を抱える女性刑事を見事に表現しました。
精神を病みながらも真相に迫っていく演技は、視聴者に強烈な印象を与え、ドラマの緊張感を高めました。
柳葉敏郎は、地方から研修で来た刑事・松岡を演じ、都会の捜査に戸惑いながらも成長していく姿をリアルに体現し、視聴者に共感を呼びました。
『沙粧妙子』のあらすじ
警視庁捜査一課の女性刑事・沙粧妙子は、連続猟奇殺人事件の捜査を担当することになる。
岩手県警から研修で来た刑事・松岡優起夫とコンビを組み、事件の真相に迫る。
捜査が進む中で、沙粧は過去のトラウマや、かつての恋人であり元プロファイリングチームのリーダー・梶浦圭吾の影と向き合うことになる。
事件の背後に潜む真実とは何か。
沙粧と松岡は、複雑に絡み合う人間関係と心理戦の中で、真犯人を追い詰めていく。
第1の事件:右手小指爪剥がし殺人事件
都内で5人が殺害され、いずれも右手の小指の爪を剥がされるという猟奇的な連続殺人事件が発生。
岩手県警から研修で来た松岡優起夫は、捜査一課の沙粧妙子とコンビを組むことに。
現場で保護された青年・谷口光二(香取慎吾)は唯一の生還者を装うが、沙粧は彼こそが真犯人だと直感する。
谷口は沙粧の妹・美代子にも接近し、事件は錯綜する。
谷口の背後には、彼を操る黒幕の存在がちらつく。
第2の事件:毒物連続殺人事件
第1の事件解決後、今度はマーケティングリサーチ会社の女性社員が、毒物による連続殺人事件の容疑者として浮上する。
北村麻美(国生さゆり)は、冷静沈着な性格で、巧妙に証拠を隠しながら犯行を重ねる。
沙粧たちは彼女の心理に迫りながら、犯行の動機や背後関係を探るが、事件の根底にはやはり黒幕の影が見え隠れする。
第3の事件:自作凶器連続殺人事件
第3の事件では、若者・日置武夫(柏原崇)が猟奇的な殺人事件の容疑者として捜査線上に浮かぶ。
日置は自作した凶器使い、社会的に悪とされる人物を次々と処刑する殺人を重ねていた。
彼は過去のトラウマや家庭環境に苦しみながらも、冷酷な手口で犯行を重ねていく。
沙粧と松岡は、彼の精神状態や背後関係を丹念に追い、事件の真相に迫る。
しかし、日置の行動の裏にも、犯罪者を操る黒幕の存在が見え始める。
最後の事件:黒幕との対峙
第3の事件を経て、沙粧たちはついに連続猟奇事件の背後に潜む黒幕の存在に迫る。
信頼していた人物の裏切りや、沙粧自身の過去と向き合う中で、捜査は混迷を極めていた。
身近な人々にも危険が及び、沙粧と松岡は極限状態の中で真相を追い詰めていく。
やがて、直接対決の時が訪れ、沙粧は自らの信念と愛情、そして正義の間で苦悩しながらも、最後の決断を下すことに。
物語は、これまでの事件の全てが繋がる衝撃のクライマックスへと突入する―。
見た人だけが分かる衝撃の1シーン!

終盤に出てくるこのシーン。
衝撃と恐怖で今も忘れられません。
未見の方にも是非この恐怖を味わってほしいです。
令和から見た平成ドラマポイント
プロファイリング手法の先駆け
『沙粧妙子 -最後の事件-』は、1995年当時としては斬新なプロファイリング手法を取り入れたドラマです。
犯罪者の心理分析を行い、事件解決に導く手法は、後の刑事ドラマに大きな影響を与えました。
また、主人公が抱える心の闇やトラウマを描くことで、単なる事件解決だけでなく、人間ドラマとしての深みを持たせています。
令和の時代においても、心理描写の深さやストーリーの重厚さは色あせることなく、新たな視点で楽しむことができます。
『沙粧妙子』のスタッフ
脚本を担当した飯田譲治は、今でもカルト的人気を誇る『NIGHT HEAD(1992-93・フジ)』の脚本・演出で、一躍世間の脚光を浴びました。
オカルト、SFなど日本のテレビドラマではあまり見られなかった要素をふんだんに取り入れる作風が特徴です。
『ギフト(1997・フジ)』では木村拓哉を主演に迎え、ハードなサスペンスを水曜21時のゴールデン帯で成立させ、若者からの人気を博しました。
映画『らせん(1998)』、『アナザヘブン(2000)』では脚本に加えて監督を務めるなど、監督としても秀でた才能を見せています。
『沙粧妙子 -最後の事件-』では、犯罪心理や人間の闇を深く掘り下げたストーリーを展開し、視聴者を引き込んでいます。
『沙粧妙子』の原作・ノベライズ
『沙粧妙子』に原作は存在せず、ノベライズも刊行されていません。
脚本家・飯田譲治による制作秘話がつづられた電子書籍が出版されています。
沙粧妙子ファン必読の1冊ですので、チェックしてみてくださいね。
『沙粧妙子』の主題歌
主題歌は、ロッド・スチュワートの「LADY LUCK」。
マンドリンの軽快な音色と、どこか洒脱なメロディが印象的な一曲です。
バーで誰かが人生を語っているような雰囲気は、一見すると『沙粧妙子~最後の事件~』の重苦しい世界観とは正反対に思えるかもしれません。
しかし、物語のラストでこの曲が流れると、なぜか心がふっと軽くなるんですよね。
主人公が運命や孤独に立ち向かう姿と、歌詞で「幸運の女神」に語りかけるロッドの優しい歌声がリンクして、物語をただ暗いままに終わらせない、温かな余韻を残してくれます。
『沙粧妙子』の関連作品
『眠れる森』(’98・フジ)
木村拓哉と中山美穂が主演を務めた1998年のフジテレビ系ドラマ。
ミステリー要素に心理描写を織り交ぜた構成が『沙粧妙子』同様に高評価を受けた作品です。
心の傷を抱えた登場人物たちが、過去と現在を交錯させながら事件の真相に迫ります。
『アンフェア』(’06・関テレ、フジ系)
篠原涼子主演の刑事ドラマ。
2006年より放送され、続編や映画化もされた人気シリーズ。
女性刑事が難事件に挑む姿と、個人の闇を抱える設定は『沙粧妙子』に通じる部分があります。
『アンフェア』が見られるサービス
『沙粧妙子』と同クールのドラマ
1995年夏クールにはジャンルを超えて多彩なドラマが並び、沙粧妙子はサイコサスペンスとして際立った存在感を放ちました。
『金田一少年の事件簿』(土9・日テレ)
堂本剛主演による人気推理漫画の実写化ドラマ。
高校生探偵が難事件を解き明かすという構成で、若年層を中心に高い人気を誇りました。
『沙粧妙子』とは対照的に、明快でエンタメ性の強いミステリードラマです。
『愛していると言ってくれ』(金10・TBS)
豊川悦司と常盤貴子が主演のラブストーリー。
耳の聞こえない画家と女優の卵の恋愛を丁寧に描いた作品で、多くの視聴者の心をつかみました。