「君を見つめるだけで、あの日の夏がもう始まっていた」
紺野伸一 (演:福山雅治)
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あらすじ・概要〈ネタバレなし〉
1995年夏に月9枠で放送された『いつかまた逢える』は、島根出身の男女5人が東京で再会し揺れ動く恋と友情を描いた青春群像劇です。
福山雅治の連ドラ初主演作として話題を呼び、平均視聴率20.7%を記録しました。
バブル崩壊後の空気感とサザンの切ない主題歌が融合し、令和の今も瑞々しさを失わない名作です。
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月曜9時、すれ違う恋が街を彩る
東京で再会した島根出身の男女五人。
編集プロダクション勤めの青年と幼なじみの時間が、永代橋のライトや隅田川の風に揺れて交差する。
福山雅治の瑞々しさと桜井幸子の透明感、椎名桔平ら個性派が物語に陰影を添え、サザンの甘く切ない旋律が“もう一度会いたい”気持ちを高鳴らせる――
- 出演者:福山雅治、桜井幸子、今田耕司、大塚寧々、椎名桔平
- 原作:なし(オリジナル)
- 脚本:水橋文美江
- 放送時期:1995年7月クール
- 放送時間:月曜日21時
- 放送局:フジテレビ
- ジャンル:恋愛ドラマ
『いつかまた逢える』の登場人物・キャスト
紺野伸一 (福山雅治) |
編集プロで働く青年。再会した初恋に揺れる。 |
城崎つゆ美 (桜井幸子) |
広報勤務。荒木への一途な想いと自立心の間で葛藤。 |
中田乾三 (今田耕司) |
漫画家志望のムードメーカー。純子に一目惚れ。 |
今中純子 (大塚寧々) |
ラジオ局のAD。仕事と恋にもがき成長する。 |
荒木勝利 (椎名桔平) |
商社勤務のエリート。優柔不断が三角関係を招く。 |
山科明美 (西田尚美) |
乾三を支え続ける献身的な同僚。 |
アーティストとしてカリスマ的人気を誇る福山雅治が、本作ではあえて“どこにでもいる若者”に徹し、その素朴さと内に秘めた芯の強さを丁寧に表現しました。
ステージでの華やかさを封印し、等身大の佇まいで視聴者を引き込み、俳優としての幅広さを印象づけています。
ヒロインを演じた桜井幸子は、『高校教師』や『人間・失格』などで過酷な運命に翻弄される役が多い女優でした。
本作では“ごく普通の女性”を演じ、新たな境地を開拓しています。
悲劇性を抑え、仕事や恋に揺れるリアルな感情を柔らかな所作で表現し、その幅広い演技力を際立たせています。
『いつかまた逢える』のあらすじ
島根から上京した紺野伸一(福山雅治)、荒木勝利(椎名桔平)、中田乾三(今田耕司)は、東京でいつもつるむ気心の知れた同級生トリオ。
ある日、高校の同窓会で再会したのは、同級生の今中純子(大塚寧々)と後輩の城崎つゆ美(桜井幸子)だった。
伸一にとって、つゆ美は高校時代に密かに思いを寄せ続けた女性。
しかし彼女の思い人は、剣道部主将として名を馳せ、いまは商社マンとして働く勝利だった。
伸一は複雑な胸の内を押し隠したまま、親友の恋を応援しようとするが、友情と恋の境界線は揺らぎ始める。
一方、自由人の乾三は、大人びた魅力をまとった純子に心を奪われ、長年の夢である漫画家の道へ踏み出す決意を固める。
真夏の東京で交差する五人の想いは、友情から恋へ、恋から嫉妬へと揺れ動き、街に切なさをにじませる。
やがて彼らは、それぞれの気持ちに向き合い、新しい一歩を踏み出していく。
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令和から見た平成ドラマポイント
立ち読みコンビニと“待つ”恋──携帯前夜のリアリズム
バブル崩壊後の就職難、男女観の転換期という社会背景を下敷きに、連絡手段が限られる90年代ならではの“待つ時間”が切なさを最大化します。
コンビニで福山雅治演じる伸一が桜井幸子演じるつゆ美にばったり遭遇し、「エロ本でも立ち読みしようっと」と冗談を飛ばす場面も象徴的。
当時はコンビニに成人向け雑誌が並び、立ち読みが当たり前で、知人女性にこうした軽口を叩いてもセクハラと受け取られにくかった――そんな時代の空気が画面越しに伝わります。
スマホのない暮らしに、コンビニでの立ち読みのアナログ感。
デジタルネイティブ世代には逆に新鮮な“アナログ恋愛”の空気が再評価ポイントです。
『いつかまた逢える』のスタッフ
脚本を手掛けた水橋文美江は、恋愛の甘さに社会的テーマを忍ばせる会話劇で定評のある脚本家です。
『妹よ』『みにくいアヒルの子』など月9枠のヒット作を重ね、後年の『ホタルノヒカリ』シリーズや朝ドラ『スカーレット』につながる“等身大で少しほろ苦い青春ドラマ”という作風を確立しました。
本作ではデビュー間もない時期ながら、地方出身の若者が東京で味わう疎外感を淡いユーモアで包み込み、月9に「リアルな青春群像」という新機軸を持ち込んだ初期の代表作となっています。
『いつかまた逢える』の原作・ノベライズ
オリジナル脚本のため原作はありませんが、1995年にフジテレビ出版よりノベライズ版が発売されました。
脚本を忠実に再構成し、放送を見逃した層のファンブックとして支持されました。
『いつかまた逢える』の主題歌
「あなただけを 〜Summer Heartbreak〜」/サザンオールスターズ(1995年)。
オープニングタイトルバックとシンクロする切ないサマー・チューンで、オリコン初登場1位を記録しました。
今でもこの曲を聴くたびに『いつかまた逢える』を思い出す人も多いのではないでしょうか。
『いつかまた逢える』の関連作品
『東京ラブストーリー』(’91・フジ)
1991年に“月9”枠で放送され、最終回で30%超の視聴率を叩き出した『東京ラブストーリー』は、フジテレビの月曜9時を「恋愛ドラマの黄金枠」として決定づけた超ヒット作です。
愛媛から上京したカンチ・さとみ・三上の3人と、帰国子女のリカが織り成す四角関係を通じて、地方出身者が東京で味わう疎外感と高揚感をリアルに描写。
“好き”という感情がもたらす喜びと痛みを、当時の若者の言葉とスピード感で切り取った革新的な作品でした。
『いつかまた逢える』の伸一たちが東京で抱える揺れる想いには、東京ラブストーリーが築いた“都会恋愛ドラマ”のDNAが確かに息づいているのです。
『友達の恋人』(’97・TBS)
桜井幸子と瀬戸朝香が親友役で、一人の青年をめぐる青春ラブストーリーを紡ぎます。
『高校教師』『未成年』など野島伸司ドラマで過酷な運命に翻弄される役柄が続いた桜井が、夢と恋に揺れる等身大のOLを演じた点で「いつかまた逢える」と関連しています。
『いつかまた逢える』と同クールドラマ
『ひと夏のラブレター』(TBS・木10)
TBS木曜22時。
雨宿りの出逢いをきっかけに2組の夫婦が“とっかえ不倫”へ傾いていく愛憎劇です。
松下由樹&高橋克典が体現する揺らぐ夫婦像を通して〈夫婦の幸せとは〉を問い掛けました。
『終らない夏』(日テレ・水10)
日本テレビ水曜22時。
主人公・向日葵の成長と家族再生を描く等身大の青春ドラマです。
放送当時、紡木たくのマンガ『ホットロード』との著しい類似が指摘され、制作側が「着想を得た」と認めた盗用騒動に発展し、再放送・映像化が見送られ“幻の夏ドラマ”として語り継がれています。
そんな騒動とは別に、主題歌 My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」は大ヒットし、今も若い世代のリスナーも増やし続けています。
『いつかまた逢える』の視聴率・評価
平均視聴率20.7%(関東地区、ビデオリサーチ)を記録しました。
第6回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で今田耕司・大塚寧々が助演賞を受賞し、群像劇としての完成度が高く評価されました。
配信解禁後はZ世代の新規視聴も増え、令和に入り再評価が進んでいます。
『いつかまた逢える』を繰り返し見るならDVDボックスの購入もオススメ
テレビ放送から15年経った、2010年にDVDボックスが発売されました。
5枚組でメイキングとキャスト座談会を収録しており、ファン必携の永久保存版となっています。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
90年代ラブストーリーの瑞々しさとリアルな青春の痛みを味わえる『いつかまた逢える』。
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